子どもが小さい頃、夫婦の時間はあったかな。
そう聞かれたら、私は「ほとんどなかった」と答えるな。
4人の子どもが小さかった頃は、毎日が子ども中心。
朝から晩まで子どものことをして、やっと一日が終わる頃には、もう夫婦でゆっくり話すような余裕はなかった。
しかも、夫は朝型で私は夜型。
夫が起きている時間には私はまだ寝ていて、私が起きている時間には夫はもう寝ている。
そんな生活だったから、二人きりになる時間はほとんどなかったな。
それでも、たまには夫婦二人で出かけることもありました。
2年に1回くらいだったと思うけれど、一時保育に子どもたちを預けて、夫が有給を取って日帰りでちょっと遠くまで出かけたり。
実家に行ったときに子どもたちを預けて、二人で飲みに行くこともありました。
でも、それも1年に1回あるかないか。
今考えると、本当に少ない。
子育て中の夫婦って、もっと二人の時間があったらいいな。
そんなことを思わなくもなかったけれど、余裕がなかったな。
毎日、子どものことでやることがいっぱいだったから。
夫婦の会話だって、楽しい雑談にはほど遠かった。
「明日、何時に出る?」
「これお願いできる?」
「○○の迎え、どうする?」
そんな業務連絡みたいな話ばかり。
夫は家事も育児も何でもできる人。
専業主婦だった私なのに、かなり夫に頼っていました。
一緒に子どもを育てて、家のことをやって、毎日を回していく。
そんな日々の中で、夫婦二人で過ごす時間はなくても、夫とのつながりはちゃんとありました。
夫婦というより、同志みたいな感じだったのかもしれない。
子どもが熱を出せば一緒に心配して、子どものことでトラブルがあれば一緒に悩んで、どうしたらいいか二人で考える。
行事があれば一緒に予定を考えて、毎日の小さなことを相談しながら、とにかく家族の毎日を回していく。
どちらか一人が頑張るというより、二人で同じものを背負っているような感じ。
だから、二人きりの時間がなくても、寂しいと思うことはあまりありませんでした。
今振り返ると、あの頃は子育てを頑張っていたなと思います。
どこかで「子ども優先」と思っていたのかもしれない。
夫婦の時間を大切にしよう、なんて考えるより、目の前の子どもたちを育てることで精一杯だった。
そして今。
子どもたちが大きくなって、夫婦二人の時間はずいぶん増えました。
お互いの趣味に付き合ったり、日帰りでちょっと遠くまで出かけたり、映画を見に行ったり。
子どもが小さい頃には考えられなかったような時間を、今は二人で楽しんでいる。
子育て中は、同じ目的地に向かって、肩を並べて同じ方向を向いていた。
今は少し向き合って、お互いの方を向いています。
二人きりの時間がほとんどなかった、子どもが小さい頃。
それでも、あの頃もちゃんと夫婦だった。
今は今で、また違う形で夫婦の時間を楽しんでいる。
振り返ってみると、夫婦の時間って、その時々で形が変わっていくものだったんだなって思います。


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