子どもには、お手伝いをさせましょう。
子育てをしていると、そんな言葉をよく耳にします。
お手伝いをすると、責任感が育つ。
自己肯定感が高まる。
自分で考えて行動できるようになる。
いろいろなことが言われていますよね。
私も、子どもにはお手伝いをさせるものなんだと思っていました。
なんとなく、子育ての必修事項。
だから、我が家でもお手伝いを始めました。
どうせ家事を教えるなら、お手伝いとしてやってもらえばいいかな。
自分のことは自分でできるようになってほしい。
そんな気持ちもありました。
お手伝いって、意外と大変
お手伝いを始めると、いろいろなことがあります。
「えーーー」
「もう少し後でやる」
「明日は絶対やるから、今日はやって」
そんなことを言われるのは日常茶飯事。
やりたいことがあれば、なかなかやらないこともあります。
きちんとやらせようと思えば、親も大変です。
やると決めたことは、最後までやらせたい。
でも、毎回きっちりやらせようとすると、こちらも疲れてしまう。
かといって、ゆるくしていれば、やらなかったり、中途半端になったりする。
どこまで任せるのか。
どこまで親が手を出すのか。
なかなか難しいものです。
料理は、一緒に楽しんでいた
我が家では、子どもたちと一緒に料理をすることがありました。
ある程度の準備をして、作り方や手順を教える。
あとは、自由にしていいところは子どもたちの発想を尊重していました。
失敗するだろうな、と思っても、やらせてみる。
子どもが考えてやってみるのを見守りながら、私も、どうすればうまく修正できるか必死に考える。
なんとか無駄にせず、食べられる形に仕上げるのは大変でした。
でも、親子で一緒に料理をするのは楽しかった。
一緒に作って、一緒に食べる。
そんな時間を共有できることが、私は嬉しかったんだと思います。
小学校低学年の頃、地域のイベントで料理をする機会がありました。
その後、担当の方から声をかけられたことがあります。
「おうちでお料理とかしてるの? ほかの子と違って手際もいいし、洗い物とかもささっと済ませていたから」
私は、息子たちが料理や片付けをするのは当たり前のことだと思っていたので、ほかの子たちが慣れていないことに驚きました。
そういえば、四男は今では私よりもスイーツ作りが上手です。
三男も一人暮らしをしていますが、揚げ物をしたり、結構手間のかかる料理を作ったりしています。
子どもの頃から一緒に料理をしていたことが抵抗感を少なくしたのかもしれません。
でも掃除や片付けは、ちょっと違ったんです。
料理は楽しんでいましたが、掃除や片付けは、私自身も苦手です。
こちらは、当番として仕事をしてもらっていた感じでした。
やらなければいけないこと。
自分の仕事。
そんなふうに思っていたのかもしれません。
楽しくやっていたというより、決まっているから、なんとなく続けていた。
そして、今でも掃除や片付けは散々な感じです(笑)。
息子たちは、家事全般に抵抗はなく、一通りのことをそつなくこなしています。
それはよかったなと思います。
でも、料理を楽しんでいたことと、掃除や片付けを仕事としてやっていたこと。
同じお手伝いでも、違いはあったように思います。
お手伝いって、必要だったのかな
4人の子育てを終えて、今思うこと。
お手伝いって、本当に必要だったのかどうか、よくわからないんです。
子どもに家事をできるようになってほしい。
でも、必ずしもお手伝いという形が必要だったのかな。
どこまで任せればよかったのかな。
もっと厳しくやらせたほうがよかったのか。
それとも、もう少しゆるくてもよかったのか。
今になっても、正解はわかりません。
ただ、子どもたちと一緒に料理をした時間は楽しかった。
そんな時間があったことは、よかったなと思っています。
そして今、息子たちはそれぞれに暮らしながら、自分で家事をしています。
子どものお手伝いは必要なのか。
4人育ててきたけれど、わからないままです。

コメント