私は、夕食を食べてお腹がいっぱいになると、途端に動きたくなくなります。
だから、夕食後の食器洗いが昔から苦手でした。
「ちょっと休んでからやろう」と思って、そのままになってしまうこともしばしば。
ひどい時には、洗い物を翌朝まで置いておくこともありました。
夫は、私が食器を洗わないのをよく思っていませんでした。
夫が代わりに片付けてくれることもあったけれど、それもなんだか申し訳なくて。
自分でやるのも嫌。
夫にやってもらうのも嫌。
小言を言われるのも嫌。
そんな私でした。
長男には、幼稚園の頃からお風呂掃除をしてもらっていました。
中学生になる頃には、もう7〜8年続けていたことになります。
ところが中学生になると、クラブ活動の練習で帰りが遅くなりました。
週に5日は遅い。
長男が帰ってきて、お風呂掃除をしてくれるのを待っていたら、家族がお風呂に入れない。
さて、どうしよう。
お手伝いをやめてもらうという方法もあったけれど、何かできることはないかなと考えました。
そこで思いついたのが、夕食後の食器洗いでした。
「お風呂掃除はクラブでできないよね。だから夕食の食器を洗って!」
長男は、すんなり受け入れてくれました。
夕食の食器を洗うところまで。
洗った食器は自然乾燥で、気が向いた時に私がしまう。
そんな、お手伝いでした。
クラブの練習で疲れて帰ってきても、夕食が終わるとさっと食器を洗ってくれた。
兄弟で遊んでいる時も、
「後でやるから、おいといて!」
と言って、自分でちゃんと片付けてくれた。
私はその間、食後にまったりしていたり、洗濯物を畳んだり、下の子の宿題を見たりしていた。
夫も、私に言う代わりに長男に
「洗ってよ」
と言うようになりました。
長男がテスト期間やクラブで疲れて寝てしまった時などは、私が代わりに洗いました。
すると、
「ごめん、ありがとう」
と言ってくれました。
私は、長男が夕食後の食器を洗ってくれることが、本当にありがたかった。
そんな生活が、中学の3年間、長男が高校進学で家を出るまで続きました。
長男が家を出てからは、次男や三男にもお願いしてみたけれど、なかなか続きませんでした。
結局、また私の仕事になりました。
でも、長男がやってくれていた3年間で、私は少し開き直れるようになっていた。
食後にどうしても動きたくなかったら、無理にやらなくてもいい。
サボれる時はサボって、朝やればいい。
そう思えるようになりました。
今でも、夕食後の食器洗いは億劫。
でも、あの頃、長男が洗ってくれていたことを思い出すと、
本当にありがたかったなと思います。
あの3年間、ずいぶん助けてもらっていたんだな。


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