幼稚園を辞めたいと言った四男も、最後は笑って卒園した

子育ての出来事

四男が年中のとき、突然こんなことを言いました。

「どうしたら幼稚園やめれるの?」

理由を聞くと、やりたいことをやらせてもらえないこと、集団行動が苦手なこと、じっとしていられないこと。だから幼稚園が楽しくないと言うのです。

体操やお遊戯の時間も、やらずに見ているだけ。「見て覚えて、できそうになったらやる」というタイプで、先生方はありがたいことに無理強いはしませんでした。でも本人にとっては、つまらない場所だったようです。

幼稚園での様子を聞くと、自由遊びの時間は仲のいい”悪ガキ4人組”で元気に遊んでいる。でも集団活動になると、オルガンの下でじっとしていたり、自作の段ボールの家の中で静かに過ごしていたとのことでした。

幼稚園は義務教育ではありません。「無理に通わせなくてもいいのかもしれない」そんな考えも頭をよぎりました。

でも一方で、お友達との時間も大切なのではないか。このまま辞めてしまっていいのだろうか。

自分で考えられることは調べてみました。担任の先生にも相談しました。幼稚園以外の受け入れ先や、家庭で過ごす場合の生活も調べました。医療機関や療育機関にも相談し、情報を集めました。

「入学までの1年間を、親子2人で過ごすのも悪くないかもしれない」そう思う気持ちもありました。

四男は生まれたときから兄弟に囲まれていて、私との時間は少なかったように思います。三男が幼稚園に通うようになってからは家に子どもは1人になり、退屈だったようで、「保育園行ってくるわ」と1人で歩いて行ってしまうこともあり、2年間ほど保育園にときどき通っていました。

でも、周りと違う選択をすることへの不安もあり、考えすぎて涙が出ることもありました。

四男の幼稚園では、年長さんだけで夜まで過ごすイベントがあります。お兄ちゃんたちも経験していたので、四男も楽しみにしていました。

そこで四男と話し合いました。

幼稚園は辞めることもできること。楽しみにしているイベントがあること。やめたらお友達となかなか会えなくなること。

いろいろ話した結果、「もう少し通ってみる」ということになりました。

結果として、四男は卒園まで幼稚園に通いました。

いつでも辞めることができると知ったこと。仲のいい4人組のお友達と過ごす時間が楽しかったこと。大きなイベントが楽しみだったこと。

そして、困った気持ちを受け止めてもらえる、助けてもらえると感じてくれたのかもしれません。

環境にも恵まれました。クラスに補助の先生が増え、手厚いサポートを受けられたこと。集団活動を無理にさせず、個別対応をしてもらえたこと。私も幼稚園との連絡を密にとり、お手伝いに行く機会も増えて、関わりがぐっと深まりました。

たった一言。「どうしたら幼稚園やめれるの?」

そこから始まった、親にとっての怒涛の日々でした。

でもそのおかげで、四男と一緒に過ごす時間がたくさんできました。幼稚園も、療育施設も、本当に親身になってくれました。

助けを求めれば力を貸してくれる場所は、思っているより多い。支えてくれる人たちも、たくさんいる。

不安を安心に変えてもらえた、ただただ感謝の出来事になりました。

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